ヘリコプターに乗りたい気持ちはあっても、そうそう叶うものではありません。
ぼく自身、今の人間関係がなければ航空祭のたびに抽選に加わり当選するのをひたすら待つしかなかったでしょう。
この一年、駐屯地モニターとして木更津駐屯地のいろいろな行事に参加できました。
その一つがヘリコプターの体験搭乗です。
普段遠くでしか見ることができないその機体に実際に乗り込めるのはワクワクしますね。パイロットがよく見えます。
音はうまく伝わりませんが、普通に会話ができないほどの爆音のため、耳栓をする必要があります。
大型輸送ヘリコプター『CH-47JA チヌーク』という機体です。少し調べてみるとなんと1機55億円のお品物だそうです。
参考:陸自調査団
この大きな開口部から乗り込みます。
こちらは2017年の富士総合火力演習のときのものですが、この開口部からは陸自の車両も積載可能です。
さあ、いよいよ搭乗です。40人くらいは乗っているでしょうか。次々と吸い込まれていく感じがしますね。
大きなエンジンが両側に見えます。ものすごい勢いで翼が回転しています。風は台風並みということです。
内部はとても暖かかったです。皆さん緊張した面持ちの方もいればワクワクして落ち着かない人、静かに座っている方など様々です。私はといえば写真を撮りたくてウズウズしておりました。
皆さん手にスマホやカメラを持って撮る気満々のご様子です。
※プライバシーに配慮し画像処理を施しています。
窓からの景色はあまり撮れませんでしたがこの2枚をご紹介。一枚目はホテル三日月の建物群。奥には小櫃川が見えます。
そして、今は知らない人はいないと言っても過言ではない江川海岸の電柱。
次の3枚は別の飛行のときのものですがご参考までに掲載します。
新日鐵住金の工場の様子です。その広さがよくわかりますね。
アクアラインと海ほたる。かすかに対岸が見えます。
東京電力富津火力発電所。建設中の2つのタンクと右側にはLNGのガスタンカーが停泊している様子が見えます。
機内にも少し目を向けてみましょう。
様々種類の計器がたくさん並んでいます。2人で操縦するんですね。
後ろから見るとこんな感じ。
その一つ一つの動きに真剣さが感じられます。
常時、内外の様子に気を配るクルー。すべてが信頼関係の上に成り立っています。
さて、新春空の旅はこれにて終了です。体験搭乗の機会は探してみると意外と近くにあるのかも知れません。お友達に自衛官の方がいたりすることもあります。まずは木更津駐屯地で開催される航空ショーに行ってみるのも一つの手だと思います。めったに乗ることのできないこのヘリコプター、いい体験になると思いますよ!