毎年湊川で開催される『湊川灯籠流し』。撮り始めて4回目になります。いま振り返ればかつて土木関係の仕事をしていた若い頃に、この行事のためにボートに乗って川の流木などを取り除く仕事をしたことを思い出しました。
その灯籠流しも一時は消滅し、現在行われているのは昭和61年に復活したものです。
ベテラン司会者のご紹介から灯籠流しの式次第は始まりました。
メイン会場では高橋恭市富津市長を始めとする来賓の方々のご挨拶が行われました。
船から次々に川面へ流されていく灯籠たち。ある種、神妙な心持ちになるのは私だけでしょうか。
灯籠が流されているあいだ、御詠歌(ごえいか)なるものが独特の調子で歌われていますが、それはこの御婦人のみなさんが担っておられます。『きれいに撮ってよ~!』と言われたので頑張りました!
灯籠は湊川の河口に向かって数箇所から流されやがてそれらは風と川の流れに流され御詠歌に乗って海へと向かっていきます。
川に浮かぶ船の姿もなんだか画になりますよね。対岸では子どもたちや高校生たちが灯籠を流しています。
一つ一つの灯籠に込められた思い。中にはそこに書かれたメッセージには故人に対する胸の詰まるような言葉が書かれたものもありました。
様々な思いと記憶、思い出はやがて河口の海の向こうへ消えてゆきました。
灯籠が見えなくなった後は、メッセージ花火です。約500発の打ち上げ花火が上がり、上総湊の夜空を染めました。
それぞれの花火には思いのこもったメッセージが添えられ、その想いは花火とともに夜空に打ち上げられました。
『東日本大震災への追悼と復興に思いを込めて』と題して行われた第33回 湊川灯籠流し。いつまでものこの緩やかな流れが絶えることなく続いてほしいものですね。
記録を撮り、残す事って大切だと思います。茂木さん達の地道な活動に感服です。
これからも素晴らしい写真を撮り続けて下さい^ ^
柳川さん、いつもお世話になっております。コメントありがとうございます。こういった行事がこれからも行われていくことを切に願います。